西武鉄道は、政府より発出された緊急事態宣言に伴う国土交通省および対象都県からの要請を受け、終電の繰り上げを実施することを発表しました。
対象路線は池袋線、西武有楽町線および新宿線で、平日および土休日ダイヤで2021年1月20日(水)から当分の間実施されます。一部の下り終電が10〜20分程度(最大23分)繰り上げられます。
具体的には、平日ダイヤは池袋線、新宿線とも下り終電付近の各2本が全区間で運休となります。土休日ダイヤでは、池袋線は下り終電付近の3本、新宿線では2本が全区間で運休となるほか、深夜時間帯の一部の下り列車が一部区間で運転取り止めとなります。各線とも上り列車に変更はありません。
平日ダイヤの一例を挙げると、池袋駅の行先別終電発車時刻は、小手指駅行が現行の0:44から0:31に、保谷駅行が0:45から0:33にそれぞれ繰り上げとなります。飯能駅行終電の時刻(0:09発)に変更はありません。また、西武新宿駅の終電発車時刻は、新所沢駅行が0:44から0:28に、上石神井駅行は0:47から0:34にそれぞれ変更されます。本川越駅行(拝島駅行に接続)の終電時刻(23:58発)は現行どおりです(図表を参照)。
なお、西武鉄道によると、今回実施する終電繰り上げは2021年3月に予定しているダイヤ改正と内容は異なるとのことです。